四季折々の風景や、昔ながらの由緒ある寺社仏閣を楽しめる嵐山エリア。京都に住んでから何度も行きましたが、何度行っても良い場所です。
本記事では、嵐山エリアのおすすめ スポットについてご紹介します。
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渡月橋
嵐山と言えば、やはり渡月橋のイメージが強いのではないでしょうか?
渡月橋は桂川に架かる全長155メートルほどの橋で、嵐山観光のシンボル的存在として知られています。
名前の由来は、鎌倉時代の亀山天皇が月が橋を渡るように見えたことから「渡月橋」と名付けたという逸話に由来しています。
現在の橋は1934年(昭和9年)に完成したもので、コンクリート製の頑丈な構造ながら、風情ある木造風に仕上げられており、嵐山の景観と美しく調和しています。
春の桜や夏の深緑、秋の紅葉や冬の雪など、嵐山の四季折々の風景と橋が本当に美しくマッチするので、いつ行っても良い景色だなと感じます。
また、観光用の人力車や屋形船も人気で、嵐山の伝統と自然を感じる散策が楽しめます。
(実は人力車は乗ったこと無いのでいつかチャレンジしたいです。笑
常寂光寺
常寂光寺は京都・嵐山にある日蓮宗の寺院で、1596年に日禎(にっちょう)によって建立されました。
紅葉の名所として有名で、四季折々の美しい自然が訪れる人々を魅了します。
特に秋には、境内が燃えるような赤と金のグラデーションに包まれ、まるで絵画のような景色が広がります。
境内を歩くと、足元に苔むした石段や古木が広がり、静寂な空間が広がります。
結構、アップダウンが激しいので歩きやすい靴で行くと良いです。
嵐山エリアの観光名所の一つですが、賑やかな竹の小径や渡月橋、天龍寺とは異なり人も少なく、より静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。
僕が行った時には16時ごろと営業時間終了間際でしたが、 僕の他に5組ほどお客さんがいただけでした。
特に忙しい日常から離れて心を落ち着けたい時に、ぴったりのスポットです。ぜひ嵐山に行った時には訪れてみてください。
個人的には、 嵐山エリアの中でもかなりおすすめの場所です。
愛宕念仏寺
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)は、京都市右京区の奥嵯峨に佇む天台宗の古刹。
奈良時代に称徳天皇の勅願で創建され、幾度かの移転を経て1922年に現在地に移されました。
境内最大の見どころは、全国の参拝者が心を込めて彫った約1,200体の石仏「羅漢像」。それぞれが笑ったり、驚いたり、ユニークな表情で訪れる人々を迎えてくれます。
(自分に似たお気に入りの仏像が見つかるかもしれません。笑)
本尊は厄除けの千手観音で、火除け地蔵も祀られています。
紅葉や苔むす風景が美しく、静寂に包まれた境内はまるで時間が止まったかのよう。
嵯峨野の散策スタート地点としてもおすすめの心癒やされる隠れた名所です。
駅からは少し歩きますが、嵐山や嵯峨野の街並みを楽しみながら観光するのもおすすめなので、 ぜひチェックしてみてください。
二尊院
二尊院(にそんいん)は、京都市右京区嵯峨にある天台宗の寺院で、正式には「小倉山二尊教院華台寺」
9世紀に嵯峨天皇の勅願で創建され、本尊には釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が祀られていることから「二尊院」と呼ばれています。
桜の名所としても有名で、観光シーズンでも嵐山の渡月橋などに比べて人が少なくゆっくりと桜を楽しむことができます。
また、境内のすぐが百人一首などでもよく出てくる小倉山なので「ここが噂に聞いた小倉山か〜」としみじみと感じました。
山が近いので、熊蜂がめちゃくちゃ飛んでいて少し怖かったですが、 性格が温厚で刺す事は滅多にないということで安心しました笑
嵐山駅から少し歩きますが、街並みを楽しみながらの散歩もオススメなので、こちらもぜひ一度行ってみてください。
天龍寺
天龍寺は京都市右京区嵯峨嵐山にある臨済宗天龍寺派の大本山で、足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈って1339年に創建した名刹です。
開山は夢窓疎石で、彼の設計による庭園は「曹源池庭園」として有名で、国の史跡および特別名勝に指定されています。
天龍寺は京都五山の第一位に列せられ、室町時代には政治・文化の中心ともなりました。
応仁の乱の戦乱や火災により幾度も焼失と再建を繰り返しましたが、その都度人々の信仰と努力によって再興されてきました。
幕末の動乱の中で、長州藩の駐屯地になったりと何かと歴史上に出てくることが多い場所です。
曹源池を中心とする池泉回遊式庭園は四季折々の表情を見せ、特に春の桜や秋の紅葉の時期には多くの観光客で賑わいます。
また、禅寺としての落ち着いた雰囲気も魅力で、写経や座禅体験なども行われています。
世界文化遺産「古都京都の文化財」の一部としても登録されており、日本文化と禅の精神を今に伝える貴重な場所です。
境内も見所がたくさんなので、 混み始める前の朝イチでの観光をおすすめします。
竹の小径
嵐山の竹林の小径は全長約400メートルの散策路で、野宮神社から天龍寺の北門を経て大河内山荘庭園へと続きます。
両側には数万本の竹が生い茂り空を覆うように伸びる竹が作り出す緑のトンネルは、 まさに幻想的な空間。
このエリアは平安時代には貴族の別荘地として知られ、現在でもその風情を感じることができます。
アクセスは、JR嵯峨野線の「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分、または嵐電(京福電鉄)の「嵐山駅」から徒歩約10分と便利です。
周辺には世界遺産の天龍寺や縁結びで知られる野宮神社などの観光スポットも点在しており、この辺りと合わせて訪れることをおすすめします。
ここも朝イチだとほぼ観光客もいないので、 早めの観光がおすすめです!
祇王寺
祇王寺は、京都市右京区嵯峨鳥居本にある小さな尼寺で、平家物語にゆかりのある静かな小ぢんまりとした寺院です。
もともとは法然の弟子・良鎮(りょうちん)が建立した往生院が前身とされ、その後、平清盛に寵愛された白拍子・祇王が、清盛の心変わりによって都を離れ、この寺に入って出家したことから祇王寺と呼ばれるようになりました。
境内は苔むした庭が美しく、特に初夏の青苔や秋の紅葉が地面に降り積もる風景が幻想的です。
竹林に囲まれた静寂な空間は観光地である嵯峨野の喧騒から離れた隠れ家的な存在で、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。
派手さはないものの、観光客が少なくゆったりとまわることができました。
松尾大社
松尾大社は創建は701年頃と伝えられる古社で、上賀茂神社や下鴨神社と並ぶ京都を代表する神社です。
主祭神は大山咋神で山や水を司る神とされ、酒造の神としても信仰されており全国の蔵元が参拝する「酒の神様」として知られています。
お酒がどのように作られてきたかを展示しているスペースもあり、とても興味深かったです。
境内は広くて自然が豊かなので、 ちょっとした森林浴を楽しむこともできます。
嵐山の天龍寺や渡月橋と比べると観光客の方も少なく、ゆったりと時間を過ごせること間違いなしです。
桜や紅葉の季節もおすすめとの事なので、またその季節に行ってみたいと思います。
大覚寺
大覚寺は、京都市右京区嵯峨に位置する真言宗大覚寺派の大本山で、平安時代初期に嵯峨天皇の離宮「嵯峨院」として建立され約1,200年の歴史があります。
皇室ゆかりの門跡寺院として、代々法親王が住職を務め、長い歴史を持つ格式高い寺院です。時代劇やドラマの撮影地としても有名です。
大覚寺の境内にはさまざまな見どころがありますが、特に有名なのが「大沢池」で、日本最古の人工林泉庭園とされ、中国の洞庭湖を模して造られました。
池と桜の景色を 楽しみながら写真なんかも撮ったりして、とても良い時間を過ごすことができました。
こちらは一周すると1キロ以上は歩くので、ある程度の運動を覚悟してまわることをおすすめします。笑
大沢池では屋形船を楽しむことができるので、時間があればぜひ体験してみてください。
嵐山のメイン観光地からは少し離れているかつ境内がとても広いので、桜のシーズンでもストレス少なく観光することができました。
あだし野念仏寺
あだし野念仏寺は、京都市右京区嵯峨鳥居本にある浄土宗の寺院で、正式名称を「華西山東漸院念仏寺」といいます。
その起源は平安時代初期の811年にさかのぼり、弘法大師空海が風葬されていた遺骸を埋葬し、供養のために五智山如来寺を建立したのが始まりとされています。
後に、浄土宗の開祖である法然上人が念仏道場を開き、現在の寺名となりました。
この地域は古くから「化野(あだしの)」と呼ばれ、東山の鳥辺野、洛北の蓮台野と並ぶ京都三大葬送地の一つとして知られていました。
「あだし」とは「はかない」「むなしい」を意味し、人生の無常を象徴する地として和歌や文学にも登場します。
確かにこの場所を思い出すと、儚さや虚しさというイメージがありつつ、人は儚いものとして生きていくしかないとある種、ポジティブな諦めのようなことを感じます。
境内には約8,000体の石仏や石塔が整然と並んでおり、こちらも並々ならぬ何かを感じました。
これらは、明治時代中期に地元の人々の協力により、山野に散在していた無縁仏を掘り出して集めたもので、極楽浄土で阿弥陀仏の説法を聴く人々になぞらえて配列されているそうです。
可愛いたぬきの置物もたくさんあり、これには癒されました。笑
まとめ
以上が嵐山エリアでおすすめ観光スポットについてのご紹介でした。
嵐山というと渡月橋や天龍寺のイメージが強いですが、 足を伸ばせばたくさんの素敵な寺社仏閣を楽しむことができます。
ぜひ何度か足を運んで、平安時代からの素晴らしい風情や建物を楽しんできてください。
今日はここまで。それでは良い旅を!
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